サイトトップへ 体験記トップへ mail to Jimbo 2005.01.04.


Jキャンプin山口
          〜Jキャンプを多くの人に知って欲しい!


  Jが活動に携わっている、“車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会”が主管する、車椅子バスケットボールキャンプ(通称Jキャンプ)を、今年は山口県光市総合体育館を会場にして開催することができました。今年最後の体験記は、このJキャンプを紹介する意味も含めて書きたいと思います。

    <キャンプの経緯>
 車椅子スポーツのアスリート、パラリンピック出場経験あり、アメリカ留学経験あり、この3つの共通項を持ち、当時カナダ、アメリカ、日本でそれぞれ生活していた、松江美季、神保康広、及川晋平の3人がシドニーパラリンピックで再会、日本の若い世代の障害を持った人々に、スポーツの楽しさを伝えたい、と思いを交わしたことがすべてのスタートとなった。
 アメリカでは、障害を持った人々にも様々なスポーツキャンプが開催され、ジュニアの世代から、スポーツに親しむ環境が整えられている。それをきっかけに「やってみたい」と思えるスポーツに出会い、取り組み始める子どもたちも少なくない。
 日本でトップアスリートとして活躍しながらアメリカ留学を果たした3人が、そこでの経験に刺激を受け、もっともっと、日本でも、スポーツの楽しさを伝えられはず、と一念発起、2000年のシドニーパラリンピック後、車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会を設立、多くの方の協力を得て、2001年7月、神保、及川がプレイヤーとして活躍する、車椅子バスケットボールのキャンプを日本で開催するに至った。
 (車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会の公式サイトより引用)
   
<キャンプの目的>
第3章 目的
第3条
  本会は、日本の障害者スポーツに関する非営利団体(NPO)であると共に、

1. 車椅子バスケットボールというスポーツを日本の若い世代(障害の有無を問わず)に広め、その楽しさを知ってもらうこと
2. 車椅子バスケットボールを取り巻く環境(日常の練習環境、選手の育成環境、社会的認識など)を整備、育成、改善していくことを目的とする。
(車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会 会則より引用)

<名前の由来>
 “Jキャンプ”とは、このキャンプで教えている(推奨している)基本シュートフォームの特徴から名づけられました。シュートを打った後のフォロースルー(伸びた腕と手首の返し)が、ローマ字の“J“を逆にしたような形になるためです。そして、Jキャンプのカリキュラムは全てに於いて、米国イリノイ大学とカナダ男子ナショナルチームのヘッドコーチであるマイク・フログリー氏が考案し、米国を中心に開催されているジュニアキャンプをお手本にしているのです。なので、2001年に第一回を開催した札幌から昨年の福島までは、イリノイ大学からマイク氏をはじめマイク氏の教えを受け継いでいる多くの講師(学生含む)を招待して開催しているのです。

 発足当時から“車椅子バスケットボールキャンプ”という言葉のみを使用していたのですが、自分達のキャンプにオリジナリティを持たせる意味や、“車椅子バスケット・・”という名前が長ったらしく言いにくいこともあって、昨年のキャンプ開催前に“Jキャンプ”という愛称をつけました。 JキャンプのHPを見てもらうと判るのだけど、トレードマークとなるロゴも作りました。これは、キャンプの協賛もしてもらっているオーエックスの設計担当、I君に頼んで作ってもらいました。

 今まで何度か「JキャンプのJは、JさんのJですか?」って聞かれたんだけど、残念ながら違うのです(笑) でも、Jが携わるキャンプの愛称が“Jキャンプ“なんて嬉しい偶然だよね。 

<実行委員会の紹介>
 キャンプの経緯にも書いているけど、一番最初の言いだしっぺは松江、及川、神保の3人でした。 ただ3人にあったのは「スポーツの楽しさを日本に広めたい!」っていう情熱だけで、組織を立ち上げたり運営することに関しては全くの素人だった(苦笑) そして、何をやっても物事が上手く進まない3人の苦労を見てか? 次々と会に賛同してくれる強力なスタッフが加入してくれました。現在では国内外に在住する強力な運営スタッフが15人ほど活動しています。ほかにも単発的にサポートしてくれる協力会員や支援者が多数。今考えても激動の4年間だった。こんなに熱いハートを持った面々が大勢集まってくるとも想像できなかったし、こんなに素晴らしい会に成長するなんて・・・・・。 正直に言うと、実行委員会の活動が面倒くさいと感じてしまう事(時期)もあったけど、今はこの活動に関われていることを誇りに思えるよ!

 さて、前置きが大変長くなってしまったけど、今年のキャンプ報告です。 例年ならば、夏休みの時期に4日間掛けてキャンプを開催するんだけど、今年は夏にアテネパラがあった関係で12月の開催となりました。また、それに伴い海外からの講師も来日が不可能になり、今年のキャンプは開催規模を縮小して日本人スタッフのみで決行することになったのでした。

今年の講師紹介
(メイン講師)
○ 及川晋平 NO EXCUSE所属  ‘00 シドニーパラ、’02北九州GC日本代表ほか
○ 神保康広 福岡Limitz所属    ‘00 シドニーパラ、’04アテネパラ日本代表ほか
○ 森紀之  千葉ホークス所属    ‘02北九州GC、’‘04アテネパラ日本代表ほか
○ 菅沢隆雄 NO EXCUSE所属  ‘00シドニーパラ、’04アテネパラ日本代表ほか
(補助講師)
○ 根木慎志 チームユニオン所属  ‘00シドニーパラ日本代表キャプテン

 今年は中国と四国の車椅子バスケットボール連盟に協力を頂いて、初の西日本開催となった関係でキャンパーも初参加の割合が多かった。そして、いつも思う事は「心からバスケを楽しみたい!」っていう人ばかり集まってくれた。多分それは、強制参加という形を一切取らないし、「参加費を納めてでも習いたい!」という熱い思いを持った人たちだけが集まってくれているからだと思うんだけど、そこもこのキャンプの特徴かな。だから、キャンパーは常にメモを取ったり学ぼうとする姿勢が見ていて判るし、休み時間や空き時間も講師に対して質問尽くめだったりする。そんな風に、朝から晩まで、最初から最後まで盛り上がるしバスケに集中した雰囲気も心地よいのです。夜も宿舎で何人かのキャンパーたちと語り合ったんだけど、Jは眠くて早々にベッドへ潜り込んでしまいました。年なのかなかなーー(苦笑)

 このキャンプで自慢したい点は幾つもあるんだけど、その一つにしっかりした“指導カリキュラム”が存在していることを挙げたい。これは前にも書いたけど、マイク・フログリー氏が考案・実践している指導内容と同じなのですが、本当に基礎の基礎からしっかり理解できるように細かく教えているのです。例えば、今回Jが担当したリバンドでも、1)敵がシュートを打ったら「シュート!」と声を出して見方に伝える 2)マッチアップしている選手に対してホイールポジションをとる(ここでは省略するけどキャンプではホイールポジションの意味も説明する) 3)マッチアップの相手と接触しながらホイールポジソンをとってスクリーンアウトする 4)落ちてきたボールを取りにいく 5)ボールを取る 6)「ボール!」と、取った事を声で見方に伝えると言った具合。これらを全て判り易く説明してから、実際にドリルを行い反復練習をして身につける。そして、ゲーム形式で習った事を実践する・・・・・・といった具合に積み上げて練習をしてくので、全てのキャンパーが理解して習ったことをクリアーにできるのです。

 そして、一番誇れる点を挙げるとすれば、必ずキャンプ全体を通して「バスケ(スポーツ)って楽しい!!」と思える内容になっていること。これは、毎年参加してくれるキャンパーや協賛していただいているスポンサー企業の方々も評価してくれていることでもあるし、何より関わっているJたちスタッフが楽しいのだから間違いないと思うよ。 ではなぜか??なぜ楽しいのか?? それは、「百聞は一見にしかず」という言葉のとおり、実際このキャンプに参加してみる事が一番だろうね。 このキャンプは障害の有無に関係なく参加できるようになっているし、各チームのコーチやマネージャー等スタッフでも参加できるように、見学参加というカテゴリも設けてあるので、本当に誰でも参加できるから。ただし、「車椅子バスケットが大好きで、もっと好きになりたい人」っていう参加資格はありますよ。


 今回のキャンプ全体としてのテーマ
1、 100%全力でプレーする
2、 学習する → 質問する
3、 チームワークを大切にする
4、 楽しむ

 18日のテーマ “好奇心”
 18日のIRCコンテスト:ドリブルノックアウト
 19日のテーマ 習った事を実践する
19日のIRCコンテスト:フリースローノックアウト

 これらの課題と目標を胸に、参加した24名キャンパー全てが、最初から最後までJキャンプを楽しんでくれたんじゃないかな?そして、それぞれのキャンパーが自分の持ち味を出しながら、バスケットを楽しんでくれたのではないかと信じたい。 このキャンプにはキャンプを通しての各賞を設けてあるんだけど、賞を与えたい素晴らしいキャンパーがたくさんいたんで選定は常に難航しました。しかし、その中で選ばれた栄えあるキャンパーを「体験記」でも紹介して、その栄誉と名前を残したいと思います!

○18日のMVP  小林幸平(九州ブロック)
    一番好奇心を持ってバスケを楽しんだ部分にスタッフ一同感動!
○ 19日のMVP 大嶋義昭(中国ブロック)
 習った事を実践し、皆にお手本となるプレーを見せてくれ! 

(キャンプ全体を通して)
○トップラーナー 山内昌幸(四国ブロック)
 キャンプを通して一番学ぶ姿勢を見せてくれたキャンパー!
○トップウォリアー 浦元美喜(九州ブロック)
 とにかく最初から最後まで一番声を出していたキャンパー!
○ベストスマイル 吉竹珠理(中国ブロック)
 初心者の健常者プレーヤーですが、常に楽しんでいる表情がステキだった!
○ ベストキャンパー 松本泰典(中国ブロック)
 健常者プレーヤー、個人スキルと自己犠牲を両立した素晴らしい選手!


 あーーー、何から何まで詳しく書きたいんだけど終わらないから、詳しくは近いうちに更新されるJキャンプ実行委員会の公式サイトで報告を読んで欲しい! プロのカメラウーマン?であるsavaが撮影してくれた、素晴らしい写真の数々と共に報告があると思うから。 まあ、一言で言えばこのキャンプには楽しいウォーミングアップあり、判り易い基礎スキルのドリルあり、協賛企業からの役立つセミナーあり、同じく協賛企業プレゼンツのコンテスト(ゲーム大会)もあり、同じく協賛企業プレゼンツのリアルトーナメントあり、バスケットファンとの熱い交流もあり、キャンプごとに仕掛けられた様々なサプライズありと盛りだくさん!! なのです。

※この「体験記」に使用している写真も全てsavaさん撮影及び提供です!


車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会(通称:Jキャンプ)のURL
http://homepage.mac.com/campfrom2001/ 


 最後になりますが、キャンプ開催に際してご協力頂いたJWBFをはじめとする中・四国ブロックの皆さん、光市バスケットボール協会の小松さん、中国ブロック副会長の河本さん、お手伝いしてくれたサポーターの皆さん、山口オーシャンズのみんな、参加してくれたキャンパーのみんな、講師として大役を果たしてくれたモンリー、ガースー、ネジー、それから協賛企業各社やキャンプに携わってくれた全ての方々に対して、心からお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。本当に感謝しております。 そして、手前ミソですが、実行委員会のみんなに対して「ありがとう!」と「お疲れ様!」を言いたい。Jキャンプ最高!! 実行委員会最高!! 車椅子バスケット最高!! 来年もいくぞーーー! 待ってろ2005年!! Jは35歳!? まだまだ!


※ちょっと修正して1月3日に再掲載しました! 毎度抜けや誤記等が多くてゴメンナサイ!!




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