サイトトップへ 体験記トップへ mail to Jimbo 2002.02.21.


ラスベガス遠征のレポート
          〜“試合のための練習“が重要かなー

 今日は年に1度のお楽しみ? ラスベガス遠征のレポートです。先週15日(金)に地元バーミンガム空港を出発したのですが、まず、ここで日本の遠征や集団行動と違うのは、各自で空港に行き、各自で勝手にチェックインを済まして、飛行に乗り込んでいく所です。ですから、早く来てお茶をしている人もいれば、時間ギリギリに来て駆け込んでくるような人もいて、結構その人の性格が出ます。普段神保は余裕を持って行く派なのですが、実は2年前のラスベガス遠征で笑える思い出があるのです。この時は、ある用事があって、一人遅れてラスベガスに向かったのですが、途中で2度ほど乗り継ぎがあるにも関わらず、1度目の乗り継ぎ地、ヒューストンで飛行機に乗り遅れたのです。焦りながらカウンターに行って事情を説明すると(単なるミスなんですが・・)、意外と簡単に他の航空会社の便に振り替えてくれたのです。しかも、無料だし直行便のため、当初の予定よりも2時間早くベガスに到着したのでした。もっと驚いたのはベガスに着くと、ホテルに到着しているはずのチームメイトたちが、空港のロビーでたむろしているではないですか! なんでも話を聞くと、彼らの飛行機は大幅に遅れて到着したらしいのです。何はともあれベガスの空港でみんなと合流できたのでした。 考えてみると、この頃から「ジンボはラッキーな奴だ」と言われるようになったような気がします・・・(笑) 少し話がそれましたが、今回はバーミンガムから直行便でベガスに到着しました。



 いつもホテルは観光地のど真ん中だったのですが、今回のホテルは少し離れた所で静かな感じでした。しかし、何人かの連中は到着したその晩から街へと繰り出していたようです。翌日話だけを聞くと、やれストリップショーやカジノへやらと、夜な夜な遊びまわっていたようです・・・。今回のルームメイトはスティーブだったのですが、彼は非常におとなしく個人行動が好きなので、アメ人からも“変わり者”呼ばわりをされています。ただ、真面目で夜遊びもしなければ、酒もタバコもやらないし、とてもキレイ好きなので、ルームメイトとしては最高のパートナーです。そんなスティーブがルームメイトだったせいか?今回のベガス遠征では、3泊したにも関わらず、夜は全て部屋でゆっくり彼と映画や冬季五輪を観て過ごしました。というか疲れて殆ど寝ていました。結局ネオンの街には行かずじまいでしたが、あまり行きたいところもなかったので後悔もないです。


ホテルの前から撮った郊外の画
      (この時は時差の関係で、間違って2時間も早起きしたので散歩をしました。)


 さて、試合の方ですが今回は通常のリーグ戦のような位置づけの試合で、ダラス、ゴールデンステート、カナダのクラブチームの3チームと試合をしました。内容的には少しずつですが、良くなっている兆しが見えたかなーーという感じです。ダラス戦は後半の後半まで10点差前後で進みましたが、最後の最後で乱れて結局20点差くらいでの敗退です。続いて戦ったゴールデンステート戦は、一時3点差まで詰める好ゲームを展開して、最後は8点差での敗退でした。しかし、どちらの試合もプレーしていて選手の頑張り度が、いつもより感じられて“良くなっている!”という雰囲気を感じながら行けた気がします。まあ、この調子が今回限りでないことを祈るばかりです。(笑) それから、カナダのチームが意外と強いのには驚きました。というのも、カナダ代表選手の多くは、米国でプレーしているので、対戦したチームにはそんなに目立った選手はいなかったのです。しかし、戦ってみると非常にタフでシュートも確実性があり、最後まで接戦を演じたのでした。結局最後は15点差くらいで勝ったのですが、決して楽勝という試合ではありませんでした。これから、ファイナルに向かって、一試合一試合が大事な戦いになってくるので、とにかく前の試合より次の試合の内容を良くして、少しでも勝利に結びつく戦いをしていくことが重要なのです。

 今回の遠征では色々な選手と交流を持ち、車椅子の試乗や情報収集を積極的にしました。今まであまり人の車椅子に乗らせてもらうことが無かったのですが、今回の遠征では6人の選手にお願いをして車椅子に試乗しました。これが意外といい勉強になり、各選手がどのようなセッティングで、どのようなプレーをしているか?ということが理解できました。また、練習方法なども詳しく聞いたのですが、基本的に米国のD1選手は普段個人で練習を積んで、シーズン中の試合で合わせていくというスタンスらしいのです。そう言われてみると、彼らの試合を観ると、どこのチームも勝敗を気にしつつも、チームプレーの確認や新しいプレーを試しているといった光景が良く見られます。この辺も日本が吸収すべき点のように感じました。“練習のための練習”ではなく、“試合のための練習”。もっと言えば“試合で練習する”くらいに考えてプレーする感覚が、実践で通じる力を養っていくのだと感じました。ちなみに、ダラスの数選手は、いつもUTAの選手と一緒に練習をしているそうですが、ほぼ毎日30分くらいの走りこみと、スポットシュートの打ち込みに時間をかけているそうです。

 それと、余談ですがカナダのエース、パトリック・アンダーソン選手が試合を見学に来ていたので、今、何をしているのか聞いてみました。彼は「今年だけバスケは休んでいる」とのことで、それ以上の多くは語ってくれませんでした。また、ベガスへは車椅子アメリカン・フットボールの大会に参加するため来ていたらしく、「優勝すると賞金もでるんだよ!」と笑っていました。一応「夏の世界選手権で北九州には来るのか?」と、質問したのですが「もちろん行くよ!」と答えてくれました。是非多くの人に、世界選手権で彼の生のプレーを観てもらいたいです。彼は若干21歳ですが、たぶん世界一の車椅子バスケットボールプレイヤーです。

 最後にチームディナーでの話です。我がストームは、いつも遠征に行くと“チームディナー”と言って、スタッフ全員で夕食会をするのです。が、今回ディナーの前に、たまたま誕生日の話題になって「俺の誕生日は6月16日なので、日本で迎えることになる」と言ったのです。すると、ディナーの途中でウエイターのお姉さんが、ウサギの耳とバケツを持ってきて神保に渡し、「今日はあなたの誕生日!みんなでバースデーソングを歌うから、これをかぶってバケツでリズムを取ってね!」と、言うのです。神保は「この人なにを言ってるのやら?」と、思いつつも既にウサギの耳を付けさせられていたのでした。少し酔っていたせいもあり、「まっ、いいか」と思って、そのまま祝ってもらいました。(笑) 後で聞いてみると、チームメイトの一人が、「俺たちはジンボの誕生日を祝ってあげられないので、今日(2月16日)に、4ヶ月早いバースデープレゼントを計画したんだ」と言うのです。なんて素晴らしい仲間たちなんだーと、彼らの心使いに感動してしまいました。しかも、普段のチームディナーだとお酒だけは自分持ちなんですが、今回は飲み代も含めて全てチーム(スポンサー)持ちとなったのでした。ラッキー!


チームディナーでのお粗末な一コマ
       (結構酔っていたので、ヤバイ顔してます)


 同じくチームディナー
       (初めて紹介する?我がストームの面々)



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